第88首 宮崎 孝 (四万十市)
「おい急げ」水越え始む沈下橋児ら渡らせしあの日は遥か
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■大水が出て・・・
昭和58年から61年度まで、西土佐村(現四万十市)本村小学校に勤務(教頭)していた頃の歌です。
大水が出て、沈下橋がつかりそうになる前に、子ども達を急いで、対岸の中半家や峯半家へ帰らすのでした。
濁流が橋桁に当たるようになると、気持ちの悪いものでした。水が橋の上を、すっーと越え始めると、ほんとうに焦ります。
子ども達が渡り終えると、私は走って引き返すのでした。
今は、立派な抜水橋が出来ております。あの、思い出の沈下橋は、今も残されています。車は通れませんが、人は渡れます。時々、遊びにいっております。(宮崎)
【写真】岡村龍昇氏
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[自然文化遺産]
■沈下橋の風景 おい急げ・・・
◆沈下橋の風景(「四万十川通信」より)
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[代表歌鑑賞] (四万十川短歌大会(第5回)より)
中村南ロータリークラブ賞
◆四万十川物語(四万十川・あつよしの夏)
廃校になった旧西土佐村津野川小学校でのお話です。
by wakasin100s
| 2010-08-05 07:07
| 四万十川百人一首