第29首 宮本 操 (四万十市)
心して浄化努めし山里は排水路にまでトンボ飛び交う
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■清い水を守って・・・
当地(四万十市口鴨川)は、トンボ博士、杉村さんが青年の頃より「トンボの生態調査」を始められた地域でございます。
この川のやがての行方を思い、私達婦人たちが、油の垂れ流しをせず、生ゴミはコンポストで肥料として土に返し、古くから清い水を守っております農村でございます。
【写真】岡村龍昇氏
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[プロフィール]
四万十市生まれ(昭和4年)、主婦。
「中村短歌会」「海風」会員。
高知県歌人協会会員。
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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]
赤銅色した精悍のの面構えをしている老漁師が、水面を見つめていたと思う瞬間、機を逃さず前身が動いた。投網が宙に飛び、水にしぶきをあげて沈んだ。一瞬の出来事であった。(大滝)
by wakasin100s
| 2009-10-05 23:21
| 四万十川百人一首