<   2010年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

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  若き日は四万十の水とたわむれし水に癒され喜寿を生ききる


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■至福の時間

 木々に囲まれ、自然の中をゆったりと光ながら流れる四万十川です。

 今、人生の総仕上げの時期を迎えた私にとっては、生き来し方の反省、後悔は水に流して、ささやかな希望をしっかりと離さずに穏やかに過ごしていきたい、と思っています。(杉本幸子・「雲珠」会員)



【写真】岡村龍昇氏

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[代表歌鑑賞]      (「短歌雑誌・雲珠」より)

  父母も逝きてしまへりわれも今険しき道を歩みてをりぬ
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  沈下橋三十余あると聞きつつ一つをくぐる丸き橋桁


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■四万十川吟行詠

 沈下橋をくぐりぬけると、上流からの漂流物がひっかからないように橋桁が丸くしてある。欄干もない。自然にやさしい人の心が滲んだ工夫といってよいのだろう。(大滝貞一「四万十川秀歌百選」より)

【写真】西内燦夫氏(四万十川新聞社)

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[プロフィール]

  昭和16年 山形県生まれ。
  「雲珠」同人。
  歌集『雀色の闇』 
  現住所:東京都葛飾区

[四万十川歌碑除幕式]

 遠々く来たりて除幕せる歌碑にふるへるほどの感激湧きぬ
 をやみなき雨に惨める碧石に歌の白文字浮き立つばかり

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[文化遺産]

■沈下橋

a0050405_6522350.jpg 橋桁が丸い沈下橋を造った・・・(橋詰寿男)
【写真】向山沈下橋(四万十町大正上岡)

◆橋詰寿男氏の【四万十川百人一首

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]

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 四万十川の漁師の話し聞きてより川魚食べたし「話し食い」のわれは


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■四万十川短歌募集で・・・

 お誘いをうけましたが、なかなか、よい歌が作れません。

 大滝貞一先生著「四万十川秀歌百選」に載せて頂いたものと、「土佐女流俊英集」に取り上げていただいたもの、それに、最近の作2首を、「雲珠」から1首を、お送りしますので、よいのがあれば、のせて下さいませ。(森木)

  友に賜びし四万十川の川のりの香ばしき匂ひ家内(やうち)に満る

【写真】岡村龍昇氏

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[プロフィール]

 昭和2年 香北町生まれ。
 「南国短歌」会員。
 「雲珠」同人。
 現在は、高知市在住。

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[代表歌鑑賞]        「土佐女流俊英集」より

 今一度四万十川を見に行かぬかと母を誘ふによう行かぬといふ
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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]

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 サファイアは透きとおった青色鋼玉。その石のような色をした川中には、人に恵を与え続けるさまざまな魚が棲む。幻想美のような川の実態に心を遊ばせてみるのである。
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  雨も佳し四万十川はわれらのみ花褪色のみづ舳先に分けて


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■四万十川吟行詠

 あいにく小雨が落ちてきた。雨の川遊びも雅趣がある。この広い四万十川には私達の船しかいない。

 ということは、この川の美しさを独占していることにもなるのだ。花褪色の水を舳先に分けて進む川船ともどもに。(大滝貞一「四万十川秀歌百選」より)

【写真】西内燦夫氏(四万十川新聞社)

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[プロフィール]

 昭和12年 静岡県生まれ。
 「雲珠」同人。
 現住所:東京都板橋区

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[ひとくちメモ]

■四万十川歌碑除幕式(平成12年9月30日/中村市・現四万十市川登)

  雨けぶる岸辺に建ちて清かりし歌碑は四万十川守る潔さ
  粛然と歌碑除幕式進むとき俄かに川岸の雨音の消ゆ

■四万十川吟行詠

 県内外の28名の雲珠同人による「四万十川吟行」は、大滝貞一氏の四万十川歌碑除幕式の後、小谷貞広氏のお世話により四万十川の2艘の屋形船に遊覧して行なわれたものです。この時、多くの四万十川秀歌が生まれています。

 なお、除幕式、吟行詠については、小谷貞広氏の【四万十川百人一首】を参照。

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]

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  四万十の河畔を元気に登下校せし少女も今年85才


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■四万十川百人一首のお便り・・・、

 拝見いたしました。

 とても、とても、私ごときもののお受けできることではないと存じますが・・・五七五七七と型に入れることだけに必死な「うたよみ」です。勉強不足で、何もわからないまま、日が過ぎております。

 この程度のうたしか詠めない私ですので、ご了承のうえ、よろしくお取り計らいください。(小野川)

  広き河原駆けめぐりては遊びし子四万十川原のはく呼吸(いき)すいて
  四万十の濁流洗いゆく河岸に泣きわめく少女か白きのいばら

【写真】社団法人四万十市観光協会

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【写真】武吉孝夫氏(「四万十川秀歌百選」より)
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  いづこより集まりたるか四万十のみづと流れは渡海浄土か


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■雲珠の同人による「四万十川吟行詠」

大滝貞一先生の四万十川歌碑除幕式の折、大滝先生とともに、雲珠の同人による「四万十川吟行」を行いました。そのときに作ったものです。

 今年、再び、四万十川を訪れよう(四国遍路の旅)と思っていましたが、所要のためどうしても行く機会に恵まれませんでした。いづれ、訪れたいところです。(中山・電話にて[18.7.17])

【写真】岡村龍昇氏(初冬:写真集「自賛他賛」より)

[四万十川歌碑除幕式]

  四万十の水豊なる流れにて歌碑除幕とて雨も清めつ

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]

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(雲珠の同人による「四万十川吟行詠」より)

【写真】岡村龍昇氏
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