第67首 今井嘉彦 (高知市)

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    歳末も落鮎漁にひたりたる四万十は母か父のこころか


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■母であり、父であり・・・

 もうかれこれ、30年も前のことです。

 その頃は、年末の仕事納めを果たすと、いそいそと四万十川に出かけたものです。赤鉄橋付近で産卵の鮎がいくらでも獲れました。

 そのような四万十川は懐に抱くことのできる母であり、豪快に鮎漁を楽しめる父でもありました。

 再び、そのような四万十川に復活する日を切に祈ります。

【写真】岡村龍昇氏

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[プロフィール]

 高知大学名誉教授
 環境化学専攻。京都大学理学博士。
 高知県四万十ルネッサンス協議会会長。
 土佐文芸(読売新聞)選者。
 温石短歌会代表。
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[ひとくちメモ]

■四万十ルネッサンス協議会

 日本最後の清流と称される「四万十川」について、その「四万十川らしさ」を維持・回復するため、「四万十川に関する全般的な環境上の課題」を検証してゆく仕組みや、その仕組みに基づく活動はどうあるべきかについて検討・協議し、具体的な活動を行う。(同協議会設置要綱第1条)

◆第11回四万十ルネッサンス協議会(2010.3.26/四万十町)
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 蛇足:高知県が主導する同協議会は『ルネッサンス』と称している以上、文芸的、文化的革新運動が期待されます。しかし、設置要綱にあるとおり、主として「環境上の課題」を協議する場のようです。四万十川が世界遺産になるとしたら、自然・文化遺産と考えます。四万十川の自然について協議するのは当然ですが、もう少し四万十川の文芸・文化的側面も協議する場であって欲しいと思います。(山藤花/四万十川百人一首編纂人)
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