第63首 富岡純子 (宿毛市)

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   赤き鉄橋渡れば祖父母住む町と思ひしよ物心つきし頃より


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■懐かしさを手繰る歌

 四万十川を愛して下さって、嬉しゆうございます。

 母が中村の出身で、私も中村で生まれました。7才まで中村の祖父母の家で育ち、学校も中村高女で、四万十川が流れ、赤鉄橋のある土佐中村は、第二の故郷のようなものです。

 でも、四万十川の歌は、少ししかありません。

 現在、宿毛に住む私にとっては、松田川が近く、歌集も(四万十川ではなく、松田川の・・・)「河口」と題をつけました。松田川は、北見志保子さんの故郷の川です。(富岡)

  亡母のみ魂も傍へに聞ける思ひする四万十川原に琵琶の音ひびく

【写真】岡村龍昇氏

北見志保子氏の四万十川百人一首

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[プロフィール]

大正10年 中村市生まれ。主婦。
「海風」同人。
現住所:宿毛市

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]
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 重畳たる緑濃い山容に囲まれているからこそ四万十川の清流はとぎ澄まされて冴えわたっているのだ。朝の光の中でその清い流れはきらめきながら流れくだってゆく。(大滝)
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