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第55首 濱田和子 (高知市)

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  一行の詩に立ち上がりし四万十の渓に咲き散る花のまぼろし


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■梼原川の渓谷

 四万十川と私との係わり合いは、ずい分長くなります。自動車免許を習得して以来、半世紀近くを、仕事と遊びでドライブいたしました。

 梼原川沿いに、大正町へ出ます途中、下津井で思いがけなく眼鏡橋を見たときの驚きと、それに勝る感動は、私を四万十川の源流域の風景というものに夢中にさせました。それ以来、何度、四万十川の源流域を訪ねたことでしょうか。

 最近、「蒔田さくら子歌集」の中に、桜を詠んだ作品があり、それに出会った瞬間、目の前に梼原川の渓谷が広がりました。それが、この一首です。

 パソコンは、孫娘がよくいじって居りますので、その節には拝見させていただきます。

【写真】岡村龍昇氏

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[プロフィール]

大正14年生まれ。
「青天」同人。
「無門短歌会」会員。
高知市在住。

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]

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 四万十川支流の梼原川、幡多郡大正町(現四万十町)下津井に旧森林鉄道遺跡のめがね橋がある。「高く懸りて景緊りたり」が感動的な表現になっていて、すばらしい。(大滝)

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