第49首 秋元厚志 (香南市・旧野市町)

e0190619_19551442.jpg

 身体に余る自転車漕いで新聞配りし四万十の四季いまも心に鮮やかに映ゆる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■新聞配達の思いで

 四万十川の中流域、旧津大村(西土佐村を経て四万十市)の吊り橋の近くで育ちました。小学生の幼き身体で大人の自転車を漕いで、朝は地元紙、夕は全国紙を点々と散らばる家々に配達した想い出・・・。

 春 野山の柔らかな芽ぶきや野鳥のさえずり。
 夏 滝の汗した激しき暑さ、横殴りの雨。
 秋 黄金色の稲穂や果実の実り。
 冬 風切る耳の刺すような痛み。

 暗くなった道をゆく寂しさ。「ありがとう」お婆さんの一言の暖かさ。雪道で自転車ごと転び橋から落ちそうになって、見つめた時の、四万十川の透き通る静けさ。静かに見つめてくれた四万十川の四季、今も、心の古里として、いつまでも輝いてくれています。

【写真】岡村龍昇氏

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[プロフィール]

 旧西土佐村出身。
 中村高校卒後、69年高知県庁入り。
 高知県おもてなし課を所管する観光振興部長。

a0050405_6154116.jpg


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[ひとくちメモ] 「HP・日経ビジネスオンライン」より

■小説:「県庁おもてなし課」(有川浩)

e0190619_20193445.jpg 高知県出身の有川さんは「売れる作家の1人」と出版業界で評価されている売れっ子作家。

 その彼女がなぜ、地方県庁を舞台にした小説を描こうと考えたのか。「県庁おもてなし課」の狙いや故郷にかける思いを・・・>>>続き

【写真】高知県観光特使:有川浩氏
[PR]
←menu