第43首 浦田千鶴 (宿毛市)

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    四万十の母なる川に棹さして笹舟に似し舟のえび捕る


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■雲の行方を・・・

 往時は高瀬舟というのでしょうか。笹舟によく似た舟が、竹竿を操って、漁をしているのを、よく見かけたものでした。

 四万十川が大好きな私は、休日ともなれば、四万十川へ水石を探しに行くのが楽しみでした。時には中村の愛石会の方々のお仲間入りをして、石拾いに興じたことも、大切な思い出として、心に仕舞っております。

 広い川原で、せせらぎを聴き、雲の行方などを見ていると、心は無垢となり、四万十川のように、おおらかに生きていこう・・・と、いつも、心に誓ったものでした。

 四万十川よ、ありがとう。

【水彩画】徳広淳也氏(大阪府・中村高校第一期卒業生)

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[プロフィール]

大正12年生まれ。
本名、浦田鶴喜。
「宿毛短歌サークル」会員

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[代表歌鑑賞]    (四万十川短歌大会(第15回)より)

 国際ソロプチミスト幡多賞
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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]

  四万十に亡夫と拾ひし水石をマスコットとなし独り生きゆく

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 あれはもう何年も前のことになる。まだ健在であった夫と大橋付近で拾った小さな水石。どんな宝石よりも美しい思い出として心に沈め、生きるためのマスコットとして大事にしてきたのである。(大滝)
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