第41首 黒川輝代 (宿毛市)

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        四万十川跨ぎ千余の鯉幟五月の空に銀鱗は舞ふ


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■四万十川の風物詩]

 「こどもたちの望みをかなえてやりたい」・・・そんな気持ちで始まりました。「こいのぼりの川渡し」は、たくさんの人々の協力によって、国境を越え、交流の輪を世界へと広げています。

 山が新緑に染まる4月~5月、四万十川では、色とりどりの鯉のぼりが、川面を渡る風をうけて悠然と泳ぐ姿を見ることができます。その数500匹余り、この季節は県内はもとより県外からもたくさんの観光客が訪れます。

  四万十川鏡のごとし穏しき日は山や浮雲水面に映す(黒川輝代)

【写真】岡村龍昇氏

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[ひとくちメモ]

■ナイアガラ川の「こいのぼりの川渡し」

 ナイアガラ川に実現した「こいのぼりの川渡し」。ナイアガラ瀑布の6㎞程下流に渡す作業は、流れの穏やかな四万十川と違い、流速約30㎞/h、川幅も約260mあり、難航した。しかし、国境を越えて泳ぐその雄姿は多くの人々を魅了し、大好評だった 。

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[文化遺産]

■鯉のぼりの川渡し

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 この「鯉のぼりの川渡し」は、昭和48年ソフトボールをしていた少年たちのこんな言葉から始まる・・・

 『最近は僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼりを上げてくれん・・・』

 こんな会話を聞いた、当時の体育会のお兄さんたちは、「よっしゃ。それやったら、おまんらあの鯉のぼりを、持ってこい!おれらあが、まとめて上げちゃうき!」 と、翌昭和49年に50匹程の鯉のぼりを、ロープを使いながら、四万十川の上になんとか渡した。

 そんな、体育会のお兄さんから子供達への、心のこもったプレゼントが「鯉のぼりの川渡し」の始まりである。

 十川体育会のメンバーは、20年以上もの間、この子供たちとの約束を守り続け、毎年忘れることなく鯉のぼりを四万十川にかけ続けている。(当時の子供達は、すっかりおじさんになってしまったのだが・・・)

 その後、この取り組みはマスコミ等で取り上げられ、全国各地から鯉のぼりが送られてくるようになる。

 平成9年には、ナイアガラの滝で鯉のぼりを泳がせるという壮大な計画が実行されました。国際交流として2年間十和に赴任していたアメリカ人の方の提案に十和体育会のメンバーが賛同して実現したものです。地元のボランティアにより、川幅260メートルのナイアガラ川に200匹の鯉のぼりを泳がせることに成功しました。(「四万十町ホームページ」より)
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