第39首 加納 薫 (四万十市)

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   四万十川煌く流れに鮴漁の姿みえそむ早春の午後


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■早春の風物詩

 四万十川の早春の風物詩に鮴漁があります。幼い頃は、鮴が沢山とれ、鮴と丸干し大根の卵とじが父の大好物であったことを思い出します。

 近年は、鮴も少なくなり、残念です。

【写真】岡村龍昇氏

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[プロフィール]

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大正13年 四万十市(旧中村市)生まれ
 「雲珠」会員

 『平成12年9月30日、大雨の中、東京から雲珠の同人20数名が参加して、大滝貞一氏の四万十川歌碑の除幕式が執り行われました。

 雲珠の同人による「四万十川吟行」は、除幕式の後、四万十川の屋形船に遊覧して行なわれたものです。

 地元からも雲珠の会員が多数参加しました。代表して雲珠の同人でもある小谷貞広氏が、献身的なお世話をしました。(加納)』

  碧石に白く浮きたつ師の歌碑の四万十川のほとりに鎮もる

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[ひとくちメモ]

■四万十川歌碑の除幕式
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 みずおくにすばやくはしる魚の背を透かせて四万十は澄みわたるなり

【写真】除幕式(提供:小谷貞広氏)

◆小谷貞広氏の除幕式での短歌

 降り込むは吉の兆しといはれたり除幕の式を叩く土砂降り

 歌碑に向い称宜はオーオーと声あげて高天原より神を呼ぶなり

 みづおくにすばやく走ると詠みし碑は青き流れを木の間にのぞく

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[除幕式での短歌集(雲珠の同人)]

 平成12年9月30日に中村市(現四万十市)川登の四万十川畔に大滝貞一氏の歌碑が建立され、地元の小谷貞広さんをはじめ、全国から28名の雲珠同人が集い、記念の除幕式が行なわれました。

◆四万十川歌碑除幕式

・石川正子氏

  張られたる幕は引かれて待ちゐたる師の歌碑美しく現われづる
  
  なつかしき師の筆跡のみづみづと石に刻まれ雨はげしくて

  自称せる「晴男」を返上なされませ雨に惨める碑もまたよろし

・中村あやめ氏

  雨けぶる佐田の沈下橋渡り行き師の歌碑目指す川添ひの道

  杉木立のしづくに濡るる師が歌碑の青石に白き文字は浮き立つ

・中村茂美氏

  四万十に師の歌碑建つと友どちの乗りたる列車視界に消えつ

小谷貞広氏
中山千恵子氏
安部巳佐子氏
飯塚智恵子氏
有井佐代子氏
加納 薫氏
白石多津子氏

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a0050405_74713.jpg さらに除幕式の後、2艘の屋形船に遊覧しての、雲珠同人による「四万十川の吟行詠」が行なわれ、数多くの「四万十川の秀歌」が生まれています。【写真】四万十川の吟行(提供:小谷貞広氏)


・斎藤洋子氏の四万十川の吟行詠
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