第30首 花岡 環 (四万十市)

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      四万十川に底まで透す日の光逆しまになりて鮎は苔食む


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■四万十川を散歩・・・

 私は、四万十川大橋の近くに住んで居ります。夕方、その赤鉄橋を渡って、散歩をいたします。

 風のない川面の静かな日は、夕日が射し込んで、川底まで見えるのです。

 ふと、欄干に凭れて、下をのぞくと、12,3の鮎が逆しまになり、上ったり、下ったりして、川底の石についた餌を漁っていました。

 その時の一首です。

【写真】岡村龍昇氏

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[プロフィール]

 昭和2年生まれ。主婦。
 「高知アララギ」会員

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]
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 巨大なるショベルカーが一斉に首を振り、腕を伸ばしたり縮めたりし始めたとたんに、それまで聞こえていた四万十川の瀬音も掻き消されてしまった。護岸工事の写実描写だ。(大滝)
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