第26首 岩根鉄也 (四万十市)

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       岸躑躅四万十川の遠近に姿とどめよ清き流れに


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■岸つつじ

 「岸つつじ」との出会いは、20年程前にさかのぼるのですが、大野見村(現中土佐町)で私立高校設立のため、2年間ほど居住していました。

 その5月の或る日、四万十川の上流方面へ出かけた時、かやの草むらの中に、楚々とした紅紫色のつつじが見えました。辞典で調べて「岸つつじ」の名称を知りました。

 その後、「岸つつじ」は、四万十川の広い右岸、左岸には中々見かけないのですが、上流のかげ等にはよく見かけられます。

 これからも、この岸つつじを大切に、四万十川の清らかな川面に、その優しい姿を写してほしいものだと願っています。

【写真】岡村龍昇氏

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e0190619_848388.jpg[プロフィール]

 四万十市在住
 四万十学園経営

 左はご主人であり、四万十学園(前身は「四万十生活・学習塾」)の学園長だった岩根徹さん。共に故人。

 くじ引きで椎名御前は四万十川を御渡り給ひ秋日輿入れ
 四万十川の下流はたはた風波へあおのり干しの日差し只中

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[ひとくちメモ]

■四万十学園(「高知新聞/2013.3.17」より)

 四万十学園の前身「四万十生活・学習塾」は1991年、元中村養護学校教頭の岩根徹さんと妻の鉄也さんが私財を投じて中村市佐岡に開設。元教諭らのボランティアを中心に講師陣を充実させた。夫妻が同塾を始めた当初は学校に行けない子どもたちは「登校拒否」と言われていた時代。世間からの風当たりも強かった。そんな児童生徒たちにとって同塾は受け皿としての先駆け的存在だった・・・続きはここから

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 四万十川百人一首の大募集をネットを中心に始めた頃(2005年春)、編集子が勤務していた高知県庁の出先機関の事務所に、ご高齢のご夫婦が訪れ、四万十川百人一首についての「四万十川談義」で話が弾みました。

 後日、そのご夫婦から「四万十川百人一首」が、ご丁寧なお便りと共に送られてきました。

 ・岩根徹氏の【四万十川百人一首

 それから8年が経過した2013年3月17日の高知新聞に、そのご夫妻が開設した四万十学園が閉園するという記事(不登校生見守り22年)が掲載されていました。

 四万十川が織り成す様々な歴史のひとこまが、またひとつ終焉した思いです(合掌)
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