第22首 平井軍冶 (青森県)

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    携帯電話に指示を仰ぎて操舵手は緑の深き上流を指す


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■四万十川への旅

 この作品が縁で、私は四万十川へ、二度の旅をすることになりました。

 最初は、平成7年10月初旬のことでした。その折は、足摺岬に一泊しましたが、2回目は中村市内のホテルにゆっくりいたしました。

 最初に訪れた折、遊覧船を操作した青年が、無線電話で頻りに指示を仰いでいるらしい様子がとても印象に残ったのがきっかけで成ったのが、この作品です。

 時代感覚から、携帯電話としてみたら、ぴったりの感じになりました。

 今でも、四万十川のゆるやかな流れ、岸辺に立つ白鷺の姿が目に焼き付いております。

 日本最後の清流と言われる四万十川が、今後とも沿岸漁民の生活を潤し、美味しい焼酎などを楽しませてくれ、人々の心に安らぎを与えてくれる自然を保てますよう切に願っております。

 四万十市誕生を祝して、

  緩やかに流れて清き川の名が街を産みたり四万十川(しまんと)は母だ

 と言わせてください。

【写真】岡村龍昇氏

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[プロフィール]

『私は永く高校教育に関わり、青森県総合学校教育センター所長で退任し、現在は非常勤で、青森中央学院大学講師をしております。「未来短歌会」「星座の会」「波涛青森」に所属し、第一歌集「迷い猫プリン」(砂子屋書房)があります。

 この20年来、青森県ユネスコ協会の活動に携わり、世界自然遺産の白神山地登録の際には、パリ本部まで応援に加わったりしました。

 皆さんが、大切にしておられる四万十川の自然と文化が広く高い評価を受けられますようにと念じております。お役に立てれば幸いです。(平井)』
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