第16首 前川竜女 (南国市)

e0190619_111228.jpg


    ざるそばの盛りに青海苔振りかけて四万十川の恵みを啜る


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■青海苔

 寒風にさらされて青海苔を漁る、川漁師さんの姿を見ますと、今年も四万十川がきれいで、青海苔が育っていることに安心します。台風などの増水で、沈下橋が濁流につかると、とても心配になるのです。

 四万十川の海苔をふりかけて啜る、ざるそば、とろろ汁、てんぷら、おろし大根餅などの風味の美味なること。四万十川の恵みをいただく時、ほんとのふる里回帰の気持ちになれます。

 四万十川がもっともっと清流でありますように!永遠に母なる大河でありますように、望んでいます。

【写真】岡村龍昇氏

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[プロフィール]

南国市植野在住
明寿会(久礼田地区)会長
高知アララギ、短歌21世紀

 『四万十川百人一首につきましては本当に、ご苦労をおかけ致しました。私も歌誌や歌集の校正等をさせていただいてますので、お心づかいがよく解ります。

 過日には、1日遍路で、幡多方面の札所、第38番金剛福寺、第39番延光寺、第40番の観自在寺の三ケ寺を巡り、バスでの長旅ではありましたが、無事に土佐の修行地を打ち終えました。

 途中、四万十川の畔を通り、氾濫した時のことを思い起こし、青海苔は大丈夫かしら・・・と気になりました。(前川)』

e0190619_123188.jpg
 第38番札所金剛福寺

【水彩画】徳広淳也氏(大阪府・中村高校第一期卒業生)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[代表歌鑑賞]    「高知アララギ(2009・12)」より

  タックンは声はりあげて日々訪ひぬ「おばちゃん遊ぼう」の朝の挨拶

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[自然遺産]

■汽水域に自生・・・
a0050405_2004852.jpg
 青のりは、様々な自然の条件がバランス良く維持されている清らかな河川でしか生育しないことから、清流四万十川の天然スジアオノリは、まさしく正真正銘のブランド「四万十ノリ」として特に有名です。塩分が比較的低い汽水域に自生しており、冬の一番寒い時期に川底から丹念に採取され、河川敷に縄を張って天日干しにされます。乾燥過程も重要で、南国の太陽と上流から吹き下ろす寒風によって、香りや旨みがより深まるといわれています。このアオノリ漁や干場の光景は郷愁を誘う四万十の冬の風物詩となっています。(「加用物産」ホームページより)
[PR]
←menu