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第4首 木戸三亀子 (四万十市)

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      赤鉄橋渡りつつ見下ろす朝川に玉網をもち蝦すくふ人


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■赤鉄橋

 早朝、赤鉄橋を渡りながら、川を見下ろすと、長い柄の玉網で、蝦をとっている人がいて、なつかしい光景でした。

 ピュアー(橋脚)は、大きな水溜りが出来ていて、自然のプールとして、子ども達がたくさん泳いでいたものでした。今は水溜りもなく、子供の姿はありません。

 また、昔の四万十川には、大和手長蝦が沢山おり、蝦とりは、夏の楽しみのひとつでした。

【水彩画】徳広淳也氏(大阪府・中村高校第一期卒業生)

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[プロフィール]

 昭和2年 四万十市(旧中村市)生まれ
  「南国短歌」を経て「やまなみ」会員

『NHKに取り上げていただいた「四万十川百人一首」。今日、手元に帰ってきたビデオをゆっくりと見ています。思いがけない、こんな晴れがましい記念品を子供達に残すことが出来、感謝でございます。ほんとうに有難うございました。どうか、御身体にお気をつけてご活躍下さいませ。乱筆にて。(木戸)』

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[文化遺産]

◆赤鉄橋のピュアー(橋脚)
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【写真】小谷貞広

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[四万十川秀歌百選/大滝貞一]
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 静かな清流も時に暴れ川となって洪水を氾濫させることもある。川岸を歩いたり、舟下りをしていると、渕の木々の高枝に洪水の跡の芥を引っ掛けているのを見ることがある。あれ程の高さまで、水位があがったのだと驚きつつ。(大滝)
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